「ホームページの更新が半年前で止まっている」——そんな状態に心当たりがある店舗は少なくありません。この記事では、Instagramの投稿をホームページに自動で反映させる「埋め込み」の方法と、それによって得られるメリットを解説します。特別な更新作業をしなくても、ホームページに「今」を映し出す仕組みが作れます。

ホームページが止まって見える理由

ホームページとInstagramは、本来役割が違います。ホームページは会社概要やサービス内容など「変わらない情報」を載せる場所で、Instagramは日々の投稿で「今の様子」を伝える場所です。この役割の違いが、店舗にとって思わぬ弱点になります。

Instagramは毎日更新していても、ホームページの更新はどうしても後回しになりがちです。予約が立て込んでいる日は、投稿できてもHPの手直しまでは手が回らない。これは特別な話ではなく、多くの店舗で起きていることです。

その結果、来店前にホームページを確認した人が「この店、今も営業しているのかな」と不安になる場面が生まれます。情報が古いホームページは、実際の営業状況以上に「動いていない店」という印象を与えてしまいます。

Instagram埋め込みとは何か

Instagram埋め込みとは、Instagramに投稿した写真やキャプションを、ホームページ上に自動で表示させる仕組みのことです。Instagram側に新しい投稿をすると、ホームページ側の該当箇所にも同じ投稿が反映されます。

仕組みとしては、Instagramの投稿データをホームページが読み込んで表示する形になります。ホームページ側で個別に文章や画像を貼り直す作業は発生しません。Instagramへの投稿が、そのままホームページの更新を兼ねる状態になります。

更新のたびにHPを触る必要がなくなる

通常、ホームページの更新には管理画面へのログイン、文章の入力、画像のアップロードといった作業が伴います。埋め込みを設定した場合、この作業はInstagramへの投稿だけで完結します。二重の作業がなくなる点が、日々の運用における最大の変化です。

埋め込みによって得られるメリット

埋め込みの効果は「作業が減る」ことだけではありません。読者にとっての見え方にも変化があります。

店舗の「今」がリアルタイムに伝わる

ホームページを訪れた人が、更新されたばかりの投稿を目にすることになります。例えば、当日仕込んだメニューの写真や、店内の様子がそのまま表示されていれば、「今日も営業している」「今も動いている店だ」という安心材料になります。

ホームページとInstagramを行き来する手間が減る

埋め込みが無い場合、来店前の情報収集をする人は、ホームページとInstagramを別々に開いて見比べる必要があります。埋め込みによってホームページ内で両方の情報が完結するため、読者が離脱するタイミングを減らせます。

SNSを見ていない層にも投稿の内容が届く

Instagramのアカウントをフォローしていない人でも、ホームページを見れば投稿の内容を確認できるようになります。検索エンジンからホームページにたどり着いた人にも、日々の発信が届く状態を作れます。

埋め込みの設定方法

設定の手順は、大きく分けて3つの段階があります。

  • Instagramアカウントをビジネスアカウントに切り替える
  • 埋め込み用のツールやプラグインを使い、表示させたい投稿またはアカウントを指定する
  • 発行された埋め込みコードを、ホームページの表示させたい場所に設置する

WordPressで運用しているホームページの場合、専用のプラグインを使うことで、コードの知識がなくても設定できるものがあります。一方、HTMLを直接編集して構築されたホームページでは、Instagram公式の埋め込みコードをそのまま貼り付ける方法が使われることもあります。

どちらの方法を選ぶかは、ホームページの構築方法によって変わるため、自社のホームページがどのような仕組みで作られているかを確認してから進める必要があります。

設定でつまずきやすい点

埋め込みコードを設置しても、レイアウトが崩れて表示されたり、投稿が反映されなかったりすることがあります。多くの場合、使用しているテーマやプラグインとの相性、またはInstagram側の仕様変更が原因です。表示が崩れた状態で放置すると、かえって「管理されていないホームページ」という印象を与えてしまうため、設定後の表示確認は欠かせません。

埋め込みだけでは解決しないこと

埋め込みは、更新の手間を減らし、最新情報を反映させる仕組みです。ただし、Instagram自体の投稿が止まっていれば、埋め込んだホームページも同様に情報が止まって見えます。埋め込みはInstagramの運用を代わりに行ってくれるものではありません。

また、埋め込みコードの設置自体は難しくなくても、ホームページ全体のデザインとのバランスを取ったり、表示崩れを直したりする作業には、ある程度の知識が必要になる場面があります。自分で設定を試したうえで、思うように表示されない場合は、ホームページ制作の専門知識を持つ相手に相談するという選択肢もあります。

まずは自社のホームページ構成を確認する

Instagram埋め込みを導入するかどうかを判断する前に、まずは自社のホームページがどのような仕組みで作られているか、埋め込みに対応できる状態かを確認することが最初の一歩になります。

725PROJECTSでは、ホームページの構成確認からSNS連携の設定まで、まとめて相談できる窓口を用意しています。設定でつまずいた場合や、そもそも自社サイトが埋め込みに対応しているか分からない場合は、一度相談してみるのも一つの方法です。